朝3時から作業開始。
前日から水につけてあった大豆と水を分離器にかけて行く。
夏は約7時間、冬は10〜12時間つける。
大きな台には穴があいていて水が抜ける様に工夫してある。
おからと分離された生絞りの豆乳。加熱前なのでこのまま飲んだらお腹をこわす?かもしれない。
濾すための布がかけられた。
強火で一気に加熱する。
16年前まではこの作業を薪でやっていたそうで、温度のばらつきがあって難しかったそう。
20年前に跡を継いだ拓也さんは、そういう経験が出来て良かった、という。
沸騰してくると泡が出てきた。それを丁寧に掬い出す。
で、まずは豆乳の出来上がり。
ニガリ投入。天然の塩を水で戻したもので、なめたらかなりピリッとくるしょっぱさ。
ゆっくりと優しく混ぜて行く。
固まってきた所で、次はゆし豆腐をカップに移して行く。
ゆし豆腐の出来上がり〜。
さて、いよいよ島豆腐の成型に。
今日は土曜日で数が少ない。一つの箱から5丁(10個)が出来上がる。
均等に入れたら、
蓋をして、高さを合わせて、
ブロック!この時点で4時20分。
待つ事、約10分。意外と時間が少ないが、これも佐久川豆腐の特徴。
通常の島豆腐は堅いイメージがあるが、ふわふわした感じの柔らかめの島豆腐になる。
残っている水分をこぼして、
パンで言う所の、ミミという縁をとりひっくり返す。
布を全て外して、
5等分にカット。
コチラは厚揚げ用に三角形にカット。
揚げは先輩の役割。
美味しい厚揚げの出来上がり!これで全行程が5時半に終了!!
そして店頭に並びます。
今日は土曜日なので作る量が少量のため、見学のお願いを快くいただきました。
拓也さん、先輩、ありがとうございました。